

広く開けた大地に立ち、頭上には澄んだ空(天)が広がっている。
沢は「言葉・公表・感情の出口」を象徴し、天は「原則・正義・揺るがぬ意志」を示す。
武器を持たない。
しかし立ち姿そのものが宣言だ。
視線はまっすぐ前へ向き、もう迷わないという決意が静かに宿っている。
夬は「切る」卦だが、それは他人を傷つける刃ではなく、曖昧さや迷いを断つ刃である。
雲間から差す光は、状況が明確になった瞬間を象徴する。
「決めるべき時に、正しく決める」という沢天夬の教えを、品位と強さを兼ね備えた像として描いたビジュアルだ。
本卦:沢天夬(たくてんかい)
沢天夬は「決断・断行・不要なものを断つ」を示す卦。
今日は曖昧な状態を終わらせる力が強く働く。
迷いを引きずるよりも、はっきりさせることで流れが整う。
ただし夬は勢い任せの強行を勧める卦ではない。
公正さと大義をもって断つことが条件となる。
私情や怒りに任せると後味が悪くなるため、冷静な判断が鍵だ。
互卦:乾為天(けんいてん)
乾為天は「強い意志・主体的な力」を示す。
今日は決めるだけのエネルギーが十分にある。
躊躇せず、自分の責任で判断する姿勢が流れを動かす。
ただし乾の力は独断に傾きやすい。
正しさと謙虚さを忘れないことが、夬を健全な決断へ導く。
裏卦:山地剥(さんちはく)
山地剥は「削ぎ落とす・終わらせる」を示す。
内側では、すでに役目を終えたものが崩れつつある。
無理に維持するほど負担は増す。
夬の決断は、この剥の流れを受け入れる行為だ。
終わるものは静かに終わらせる覚悟が必要となる。
綜卦:天風姤(てんぷうこう)
天風姤は「思いがけない出会い・接触」を示す。
断ち切った後に、新しい縁や情報が入り込む可能性がある。
ただしすべてを受け入れず、夬の基準で選ぶことが重要だ。
総合的な解釈
本日の運勢は「断ち、終わらせ、次の入口を開く一日」。
沢天夬が示すように、今日は決断を避けて通れない流れにある。
互卦の乾為天が、その決断を実行するだけの強い意志を支える。
裏卦の山地剥は、すでに崩れ始めているものを認めよと教え、綜卦の天風姤は、整理の先に新たな接点が現れる可能性を示す。
今日は情に流されず、公正な基準で断つことが最重要となる。
終わらせることは損失ではない。
不要を手放すことで空間が生まれ、新しい流れが入る。
勇気ある整理が、未来を開く日だ。







